小動物の病気

エキゾチックアニマルの診療にも対応しています

ウサギ、小鳥、ハムスター、フェレットなどの小動物のことを「エキゾチックアニマル」と言います。当院ではエキゾチックアニマルの診療にも対応しておりますので、病気や怪我を発見した時にはすぐに連れて来てあげてください。エキゾチックアニマルの多くは、自然界では肉食動物に捕食される動物です。そのため、病気や怪我をしている時でも、それを天敵に悟られないようにする習性があり、発見が遅れてしまうことがあります。なので、少しでも「いつもと様子が違う」と感じた時には、すぐに当院までご連絡ください。迅速な対応が大切なご家族の健康を守ることにつながります。

ウサギの病気

歯の不正咬合

ウサギの歯は人間の歯と違い、一生伸び続けます。そのため、何らかの要因により噛み合わせが乱れると、歯が異常な方向に伸びて口腔内を傷つけてしまう場合があります。ウサギの不正咬合は切歯と臼歯の両方でみられ、それらが同時に不正咬合になっているケースも珍しくありません。

症状

主な症状に、ごはんを食べにくそうにしている、食欲の低下、よだれが多い、目やにがよく出るなどがあります。

流涙症

涙の通り道である鼻涙管が何らかの要因によって細くなったり、詰まってしまったりするため、涙が溢れたり、目のまわりの皮膚で炎症が起こったりする病気です。ウサギの流涙症は、歯の不正咬合が原因で起こることが多いとされています。

症状

主な症状に、涙が溢れる、溢れた涙が原因で目のまわりに炎症が起こるなどがあります。

角膜炎・結膜炎

角膜炎とは、目の表面を覆っている角膜が炎症を起こす病気です。そして結膜炎とは、眼瞼の裏側にある結膜が炎症を起こす病気です。角膜炎の主な原因は、目を何かぶつけたり、こすったりするなどの外傷性のもので、結膜炎の主な原因は刺激物や感染症によるものです。

症状

角膜炎の主な症状は、目のまわりが赤くなる、瞼が腫れる、涙や目やにが出るなどです。結膜炎の主な症状は、結膜の充血、涙や目やにが出る、光を眩しがるなどです。

白内障

水晶体の一部または全部が白濁する病気です。幅広い年代のウサギで発病します。放置すると様々な合併症を引き起こしたり、失明に至ったりすることがあります。

症状

水晶体の一部または全部が白濁します。ウサギは本来、夜行性の動物ですので、末期まで進行しない限り視力傷害はみられません。ただし、放置すると様々な合併症を引き起こしたり、失明に至ったりすることがあります。

皮下膿瘍

傷口から細菌に感染し、皮膚の下で膿が溜まって腫れなどの症状を起こす病気です。歯の病気と関連して顎で発病するケースもあります。

症状

患部に膿が溜まり、腫れなどの症状が現れます。そのほか、食欲の低下などの症状がみられることもあります。

スナッフル(鼻炎・副鼻腔炎)

パスツレラなどの細菌に感染することで発病する病気です。頻繁にくしゃみをする、鼻汁が出るなどの症状があります。

症状

主な症状に、頻繁にくしゃみをする、鼻汁が出るなどがあります。また、くしゃみと鼻汁によって呼吸障害や味覚障害が起こることもあり、十分な食事をとることができなくなって衰弱することもあります。

乳腺炎

乳腺や乳頭の傷に、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、パスツレラなどの細菌が感染することで、乳頭から膿が出たり、乳腺が腫れたりする病気です。偽妊娠や授乳中のウサギによくみられます。

症状

主な症状に、乳頭から膿が出る、乳腺が腫れる、皮膚が炎症を起こすなどがあります。乳腺炎の多くは限定的なものですが、重症化すると痛みや不快感などの症状が現れ、それにともなって元気がなくなる、食欲の低下などもみられるようになることがあります。

乳腺腫瘍

乳腺にできる腫瘍です。ウサギの乳腺腫瘍は、嚢胞性乳腺炎が進行して発病することが多いとされており、悪性である場合には、リンパ節や肺などに転移することがあります。

症状

乳腺に腫れをともなう腫瘍がみられるようになります。また、腫瘍が大きくなったり、ウサギがそれを気にしてこすったりすると、表面の皮膚が傷ついて潰瘍を引き起こすこともあります。

泌尿器疾患(尿路結石症)

尿路結石とは、膀胱や尿道などに結石ができる病気です。結石ができると、頻尿や排尿困難などの排尿障害を引き起こすことがあるほか、結石が粘膜を刺激して膀胱炎や尿道炎などの炎症を引き起こして、血尿が出るようになることがあります。

症状

主な症状に、頻尿や排尿困難などの排尿障害があります。また、結石が粘膜を刺激して膀胱炎や尿道炎などの炎症を引き起こすことで、血尿が出るようになる場合もあります。

小鳥の病気

自咬症・毛引き症

環境の変化などのストレスや、ダニやヘキサミタなどの寄生虫の寄生、ウイルスの感染などが原因で、小鳥が自分の羽を抜いたり、皮膚や肉を傷つけたりする病気です。自分の羽を抜いてしまうものを「毛引き症」と言い、皮膚や肉を傷つけるものを「自咬症」と言います。

症状

通常、くちばしが届く範囲の毛に引き抜きがみられます。また、皮膚や肉を傷つけている場合には、その部分に出血がみられます。

疥癬

ヒゼンダニに感染することで発病する皮膚病です。主な感染経路は、他の小鳥との接触です。

症状

くちばしやそのまわりの部分、また目のまわりや脚など、毛のない部分にヒゼンダニが寄生し、かさぶたができたり、痒みが生じたりします。

脚弱症

多くの栄養素が必要な、巣立ちの後の幼若期の小鳥によくみられる病気で、脚の力が弱まり、正常に立てなくなったりします。

症状

脚の力が弱まり、正常に立てなくなったり、止まり木をつかむことができなくなったりします。

そ嚢炎

そ嚢とは、鳥特有の消化器官です。袋状になった食道の中間部分に餌を蓄えたり、水分を加えて軟らかくしたりします。このそ嚢で炎症が起こるものを、そ嚢炎と言います。

症状

主な症状に、食べた物を吐き出す、食欲の低下などがあります。小鳥が食べた物を吐き出している場合には、頭部やくちばしのまわりの毛などが、吐出物や粘液で汚れていることが多いので、注意して観察するようにしてください。

鼻炎・副鼻腔炎

鼻や副鼻腔に細菌のほか、カンジタ、クリプトコッカス、アスペルギルスなどの真菌に感染することで起こる病気です。

症状

主な症状に、くしゃみや鼻汁が出る、涙が溢れるなどがあります。重症化すると、異常呼吸音、元気がなくなる、食欲の低下などの症状が現れることがあり、最悪の場合、呼吸困難によって命を落とすこともあります。

卵詰まり(卵塞)

腹部で形成された卵が産道に詰まり、腹部が膨れたり、痛みが生じたりする病気です。不適切な飼育環境による体調不良や、カルシウムやビタミン不足、運動不足などが原因で発病するとされています。産卵日の近くや産卵中に起こりやすいとされているので、この時期は特に注意するようにしてください。

症状

主な症状に、腹部の膨満、いきみ、元気がなくなる、食欲の低下、粘血便などがあり、卵管脱を引き起こした時には死に至ることもあります。

精巣腫瘍・卵巣腫瘍

精巣、卵巣にできる腫瘍です。その多くは悪性で、進行すると腹部に水が溜まったり、歩行障害が生じたり、脚が麻痺したりすることがあります。

症状

主な症状に、腹部の膨満、腹部に水が溜まる、歩行傷害、脚の麻痺などがあります。

ハムスターの病気

皮膚炎

ダニや細菌の感染、不適切な飼育環境、アレルギーなどが原因で皮膚に炎症が起こることがあります。炎症が起こると、患部の毛が抜けたり、発疹や痒みが生じたりすることがあります。

症状

主な症状に、痒み、発疹、脱毛などがあります。

腸炎

細菌や寄生虫の感染、不適切な飼育環境、ストレスなどにより、下痢などの症状を引き起こす病気です。下痢が繰り返されることで、直腸脱が起こることもあります。

症状

下痢により尻や尾のまわりが濡れることがあります。また、急性の下痢で極端な脱水症状を引き起こした場合には、衰弱してしまい、発見や治療が遅れると死に至ることもあります。

角膜炎・結膜炎

角膜炎とは、目の表面を覆っている角膜が炎症を起こす病気です。そして結膜炎とは、瞼の裏側にある結膜が炎症を起こす病気です。異物の混入や外傷などにより発病します。

症状

角膜炎の主な症状は、涙や目やにが出る、目をこする、目の表面が白っぽくなる、視力の低下などです。結膜炎の主な症状は、結膜の充血、涙や目やにが出る、目をこするなどです。

麦粒腫

細菌に感染することで、瞼や結膜に中心が白い腫瘍ができる病気です。感染力が低いブドウ球菌が原因で起こるので、他のハムスターなどにうつる心配はほとんどありません。ただし、糖尿病などにより免疫力が低下している場合には、再発する可能性の高い病気です。

症状

瞼や結膜に中心が白い腫瘍ができ、赤く腫れることがあります。

頬袋脱

細菌の感染や炎症により、頬袋が反転して口の外へ出てしまう病気です。そのほか、頬袋から食べ物を出す時にくっついて反転し口の外へ出る場合もあります。

症状

頬袋が反転して口の外へ出てしまいます。進行すると、頬袋が炎症を起こしたり、壊死したりすることもあります。

歯の不正咬合

ケージの金網をかじったり、柔らかいものばかりを食べて歯が伸び過ぎたりすることで、前歯の歯並びが悪くなる病気です。そのほか、カルシウム不足や遺伝によって起こることもあります。

症状

主な症状に、食べ物が食べられなくなる、口が閉まらなくなる、歯茎から血が出る、よだれや鼻汁が出る、くしゃみをするなどがあります。

低体温症

一般的に飼育している室温が5~10℃以下になると発症するとされている、疑似冬眠です。急激な温度変化によっても起こることがあり、発病すると衰弱したり硬直したりすることがあります。

症状

体が冷たくなって硬直したり、衰弱したりします。

熱中症

飼育している室温が上昇することで、ぐったりして動かなくなったりする病気です。急激な温度上昇にさらされると、脱水症状を起こすこともあります。

症状

ぐったりして動かなくなったり、脱水症状が起こったりします。

子宮蓄膿症

何度も出産したり、ホルモンバランスが崩れたりすることで、陰部から血や膿が出る病気です。細菌に感染することで起こる場合もあります。

症状

主な症状に、陰部から血や膿が出る、元気がなくなる、食欲が低下する、脱毛などがあります。

心不全

主に、老化によって心臓機能が低下することで起こる病気です。高齢で肥満傾向にあるハムスターによくみられます。

症状

主な症状に、食欲の低下、元気がなくなるなどがあります。重症化すると、突然呼吸困難に陥って危篤状態になることもあります。

外傷・捻挫・骨折

他のハムスターに噛まれたり、ゲージの出っ張りなどに体を引っかけたりすることで、外傷・捻挫・骨折が起こることがあります。ハムスターの喧嘩では目や耳のまわりを噛まれることが多いため、その部分に外傷ができやすい傾向にあります。

症状

外傷の場合には、出血したり、皮膚がめくれたりします。捻挫・骨折の場合には、歩行障害が起こったり、患部が腫れたりします。ひどい骨折の場合、折れた骨が皮膚から飛び出ることもあります。

風邪

ハムスターも人間と同じように、風邪にかかるとくしゃみや鼻汁、涙や目やになどが出ます。進行すると発熱したり、気管支炎や肺炎を起こして呼吸困難に陥ったりすることもあります。

症状

主な症状に、くしゃみをする、鼻汁が出る、涙や目やにが出るなどがあります。進行すると発熱、気管支炎、肺炎などの症状が現れることもあります。

フェレットの病気

インスリノーマ

フェレットにおけるインスリノーマは、低血糖を起こす腫瘍の1つです。多くの場合、悪性腫瘍で、副腎疾患を併発することもあります。

症状

主な症状に、よだれが出る、脱毛、嘔吐、元気がなくなる、後脚に力が入らなくなるなどがあります。病状によっては、痙攣を起こすこともあります。

リンパ腫

血液中の白血球の1つであるリンパ球が、癌化する病気です。高齢のフェレットによくみられます。

症状

病変の部位によって現れる症状は異なります。腹腔の場合には、呼吸困難や咳などの症状が現れることがあります。腹部の場合には、下痢、嘔吐、排尿排便困難などの症状が現れます。そのほか、後脚の麻痺、体重の減少、元気がなくなるなどの症状が現れることがあります。

副腎疾患(副腎腫瘍)

副腎が腫瘍化する病気です。ほとんどは良性の腫瘍ですが、稀に悪性の場合もあります。

症状

ホルモンの影響により左右対称の進行性の脱毛が、部分的または全身的にみられたりします。

耳ダニ症

ミミヒゼンダニが外耳道などに寄生することで、外耳炎の症状が起こる病気です。ミミヒゼンダニが寄生している動物と接触することで感染します。

症状

外耳炎が起こることで強い痒みが生じるため、頭を振ったり、後脚で耳を掻いたりします。また、黒色の乾いた耳垢が大量にみられるようになることもあります。

腸内寄生虫

腸内寄生虫(コクシジウム)とは、目に見えないレベルの小さな原虫の一種で、感染すると激しい下痢が起こったり、脱肛したりすることがあります。また、コクシジウムは生命力・感染力が強いため、体調不良の時に感染すると、命を落とす危険性があります。

症状

主な症状に、激しい下痢、血便、体重の減少などがあります。しかし、すべてのフェレットに症状が現れるわけではなく、あまり症状が現れない場合もあります。

熱中症

フェレットは暑さや急激な温度変化などに弱い動物です。人間の場合、汗腺から汗を出して体温を調節しますが、フェレットには汗腺がないため、自分で体温調節することが困難です。

症状

口を開けて浅い呼吸を繰り返す、鼻が乾く、肉球が赤くなる、元気がなくなる、呼吸困難などの症状が起こります。重症の場合、痙攣や嘔吐することもあり、最悪の場合、命を落とすこともあります。

歯周病

歯周病とは、歯茎が炎症を起こしたり、歯を支える歯槽骨が溶けてしまったりする病気です。歯茎が赤く腫れたり、よだれが出たり、口臭が発生したりします。

症状

歯茎の炎症、よだれが出る、口臭の発生などの症状のほか、進行すると歯が抜け落ちてしまうこともあります。

泌尿器疾患

尿に含まれるリン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が結晶化し、尿道などの泌尿器で結石となることで、様々な症状を起こす病気です。尿道が閉塞してしまうと、尿毒症を引き起こして命を落とすこともあります。食事の内容や飲水量の減少、細菌の感染、遺伝などの原因で結石が形成されるとされています。

症状

主な症状に、血尿、頻尿、尿漏れ、発熱、食欲の低下などがあります。尿道が閉塞してしまうと、尿毒症を引き起こして命を落とすこともありますので、尿道が細くて長い雄のフェレットは、特に注意が必要となります。

フィラリア症

フィラリアに感染している動物の血を吸った蚊を媒介して感染し、運動不耐性、呼吸困難、咳が出るなどの症状が現れる病気です。発病すると重症化しやすく、治療も難しい病気です。しかし、フィラリア症は投薬によって予防することが可能です。

症状

運動不耐性、呼吸困難、咳が出る、胸水や腹水が溜まるなどの症状が現れます。急速に進行するため、重度の心不全を起こして突然死するケースもあります。

ジステンパー症

犬ジステンパーウイルスに感染することで起こる病気です。フェレットは犬ジステンパーウイルスに感染しやすく、感染すると死に至る危険性もあるので、注意が必要です。

症状

初期には、発熱、食欲の低下、目やにが出る、鼻汁が出るなどの症状が現れます。進行すると咳などの呼吸器症状が現れ、さらに進行すると斜顎、眼振などの症状も現れることがあります。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスに感染した人間の飛沫を媒介して、フェレットがインフルエンザに感染することがあります。発熱や食欲の低下のほか、咳やくしゃみなどの症状が現れることがあります。

症状

初期には発熱、食欲の低下、咳、くしゃみなどの症状が現れますが、重症化して肺炎にまで発展すると、若年層のフェレットでは命に関わる場合もあります。

  • 求人情報
  • ワンちゃんの学校 IN Clover
  • もみの木動物病院
  • クリニックブログ
  • 078-861-2243